スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --------(--) --:--:--
Trackback:(-) | Comments:(-)
開発援助のセミナー
今日はエルサル政府、日本大使館、JICA主催の開発援助のセミナーがありました。
わたくしいまだに開発と聞くとシステム開発が思い浮かぶくらいの門外漢ですが、細野大使や村落隊員の発表が聞けるということで行ってきました。


場所はラディソンホテルという高級ホテル。
なんだか披露宴会場みたいな立派なところでやりました。
相変わらずコーヒーがおいしかったです。

最初は細野大使のお話。
「プロジェクトXの人だー」と思いつつ聞いてました(笑
# 大使はこっちのテレビでプロジェクトXを放送するときに、いろいろお話ししてます。

日本はエルサルバドル最大の援助国。
今はラウニオンという東部の県で港を作ったり、レンパ川という大きな川に橋を渡したり、下水道の整備をしたり、シャーガス病根絶のための啓蒙活動をしたり。
まぁとにかくいろいろやってます。
こちらの新聞でもよく細野大使が載ってます。

そして村落隊員の発表。
エルサルはここ数年で急に村落隊員が増えて、数年前から村落部会というのを作って月に1度情報交換会をやってます。

で、4月?に2週間、村に行ってその村の問題を村人と話し合い、解決策を見つけていく、という研修をやったときのビデオなんかを紹介してくれました。

12人の村落隊員が2チームに分かれてそれぞれ村に行き、村の人を集めて自分が感じている村の問題を書き出してもらい、それを壁に貼って共通している問題を抜き出し、さらにその中から重要な問題だと思うことを選んでもらい...というなんとかって開発手法でその村の問題点をあぶりだしていきます。

ちなみにその町では、一番の問題は何かの話し合いを持つ場所がないということだったそうです。
たとえば水がないとか、道が整備されてないとかって個々の家の問題もいろいろ出たそうですが、結局それを話し合うことができないと。
じゃあ集会所を作るのが最初の課題だね、となるわけです。

この研修、非常に厳しかったようで、移動して話し合ってで丸1日使う上、終わってから2つのグループがお互いその日の成果を報告しあって反省会をやってたとかで、2週間休みなしで毎日13時間くらい拘束されてたそうです。
報告書も毎日書かなきゃならなくて、最後のほうはゲッソリしてたとか。

やっぱ村落隊員のパワーってすごい。
私は一生かかってもあんなパワフルに動き回れないと思う。
まぁ、パワフルに動き回るコンピュータ隊員てのも想像できないけど(笑

専修大学の教授のお話もありました。
グアテマラにおける開発援助とその成果。

開発援助をする際、まずやったのが女性の自由な時間を増やすためにトルティージャを作る機械を導入することだったそうです。
このトルティージャ、作るのにすごい時間がかかるとかで、1日4時間はそれに費やしているんだとか。
で、機械を導入することでそれが5分ですんでしまうと。

あと水汲みの時間を減らすため、水がめを設置して各家に水道の蛇口を配置したり。
# 水汲みは女性や子供の仕事です。
そしてその空いた時間を使って読み書きやリーダーシップの研修をやりました。

研修を受けた地域の女性の行動が変わり、市役所の窓口の人の対応が代わり、市役所が変わり、農水省だったかな?彼らがこれに目をつけ、このプロジェクトはすごく成功してるんだそうです。
ちなみにプロジェクトの名前は「Kaizen」。
いまやすっかりこの町ではこの日本語が浸透してるとか。

最後は事務所で昼食会。
大使、教授、JICA所長と一緒に、日本食レストランだるまのお弁当をいただきました。

そのときの教授の話では、Kaizenプロジェクトをやってる町の男の人たちに、「最近うちの奥さんが優しくなったんだ♪」とよくいわれるんだそうです。
時間ができて、旦那に優しくする余裕が生まれたと。いい話だ(笑
その分、旦那さんが奥さんに自由な時間を自由に使うことを許すようになってるそうです。

こんな風に、いろんな形でいろんな国を日本が援助してるっていうのは、日本にいるとなかなか分からないですよね。
開発支援て槍玉にあげられやすいと思うんですけど、実際成果をあげてることもあるんだっていうのがもうちょっと伝わって欲しいなーと思います。

いや面白かったです。すごく刺激になった。
こういう異業種間交流(って今回は私が勝手に行っただけですけど)て好きなんですよねー。
畑違いでも、仕事に役立つアイディアがいっぱいもらえるから。

しかしここまで隊員をかまってくれる大使館てすっごく珍しいと思う。
隊員の送別会のボーリング大会で始球式してくれる日本大使が他にいるでしょうか。
某国じゃ隊員は大使館のイベントに借り出されてさんざこき使われるだけ、なんてのも聞きますし。
やっぱ大使(ファン多しw)の人柄かしら。
スポンサーサイト
エルサルでのイベント | 2006-06-15(Thu) 11:37:33
Trackback:(0) | Comments:(2)
コメント


直接お会いしたことはありませんが、細野大使は元々研究者です。
ご専門はラテンアメリカ国際政治経済論だったかな。元大学の先生
でしたから、「若者」への面倒見をよくして下さるのだと思います。
たしか筑波大でも教えておられた気がします。。。奥様は latina
ですよね。salvadoren~aかどうかは知りませんけど。。。

専修大学の狐崎氏は、中米社会論、特にGuatemalaがご専門ですね。
先住民の社会と人権について研究しておられます。むかし、講演会
か何かでお話をうかがったことがあります。NGOとかの活動もして
らっしゃいますね。

村落開発隊員のセミナーというか、参加型開発(PLA)研修っていう
のは実践的で面白そうですね。研修というよりは事例報告ですか。
ただ、高級ホテルで開催というのは、やはり大使館主催だからなの
でしょうか。。。なぜ大学とかで間借りして公開しないのかなぁ。

PLAっていうのは、村落以外の職種の人にとっても、習得しておき
たい開発協力では重要な手法だと、自分は思います。コンピュータ
技術職だと、「要請」ができあがる段階になるのかもしれませんが
。。。実際のところ、コンピュータ技術隊員として赴任してから、
ニーズを分析し直して対応するっていうことは多いのでしょうか?
ケース・バイ・ケースなのかな。専門分野によって、できることが
限られがちなコンピュータ技術だと、なかなか難しいことなんです
けど。。。


2006-06-18(Sun) 05:35:40 | URL | plebe@2次再受験#jocv #- [ 編集]

どうもこんにちは :)

>たしか筑波大でも教えておられた気がします。。。

実は私筑波大卒で、細野大使は当時副学長でいらっしゃいました。
すごい偶然ですよね。

>ただ、高級ホテルで開催というのは、やはり大使館主催だからなのでしょうか。。。なぜ大学とかで間借りして公開しないのかなぁ。

そうそう、私もすごくそう思いました。
まぁエルサル政府の偉い人?も出ていたのでそういう場所になったのかもしれませんが...。
最初は予算がなくてもう細野大使が自分で払う!と言っていたらしいですが、最終的にどこからか予算が下りてきたとか。

>実際のところ、コンピュータ技術隊員として赴任してから、ニーズを分析し直して対応するっていうことは多いのでしょうか?

コンピュータ技術に限らず、全ての職種がそうだと思います。
要請書は全くアテになりません。
なんせ書かれてから行くまでに1、2年かかるのが当たり前ですから...。

私は学校の様子や先生のグチ(笑)を聞いて回り、最終的に「お金がない(から新しいことができない)」というのが一番の問題と分かり、Linuxやオープンソースの普及をしようと決めました。

PLAとかって全く分かりませんが、やってきたことはたぶん同じですよね。会社でもこういうことよくやりますし。

ただ一番難しいのは、PLAを実施できるようにするために村の人たちの信用を得たり、やる気を起こしたりすることなんじゃないかなーと思います。

私も今一番の課題は生徒や先生のやる気や好奇心をいかに持続させるかってことです...。
2006-06-18(Sun) 09:01:56 | URL | sayito #- [ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

カレンダー(月別)
06 ≪│2017/07│≫ 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
ブログ内検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。